子どもたちの学習場面を考える際に、より学習に取り組みやすくする(本人が集中しやすくする)ために空間を構造化するという方法があります。
なかなか学習委集中できにくい子のご家庭が専門機関からのアドバイスを受けて、子どもの勉強机の周りから勉強に関する物以外をすべて取り除き、環境を整えました。子どものことを真剣に考え、それに対する保護者の方の努力には頭が下がります。
効果があることはわかっていますし、子どもによっては必要な方法になりますが、徐々に変えていく必要があることは忘れてはいけません。
学習場面というのは、学校に代表されるように様々な刺激がある環境がほとんどなので、特別な環境でだけできるようにするより、ありのままの場面になれる訓練の方が長い目で見たときに効果的だし、変化が少ない分、子どもたちの負担も少ないと思うので。
子どもの性格や特性もそうですが、環境作りも含めて『ありのまま』を受け入れ、それに慣れながら成長を目指してみてはいかがですか?