結果がすべて…

昨日放送のコード・ブルー。
一日遅れで今日見ましたが、前々回あたりからかなり考えさせられる感がある。
このseason2は前作のseason1に比べて純粋に医療の現場のドラマというより、人生をテーマにかなりのメッセージ性が強く前面に出ている。
生徒の一人が、「今回のコード・ブルーは重くて見ていると苦しい…」と言っていたが、それも何となくわかる気がする。
“結果がすべて…”。
職種によってはそれがすべての答えになるかもしれない。
医療の現場では、そこに重きが置かれているのかもしれない。
教育の現場においても、ある一面を見れば結果がすべてと言わざるをえないこともある。
仕事だけに限らず、生きていく上のいろんな場面で求められる結果はそれまでに時間の一つの答えだから、結果が重要であること自体は否定しない。
でも、結果はあくまで一つの答えに過ぎず、大事なことはもっと別のところにあると思っている。
受験シーズンのど真ん中、子どもたちは合否という結果に一喜一憂している。
結果を受け一喜一憂することはごくごく当たり前の話だが、本当に考えるべきことはもっと別のところにあるのではないか?
そこをおざなりにしていては、その結果を次につなげることはできないし、場合によっては同じ失敗を何度も繰り返すことになってしまうだろう。
今の子どもたちの一番弱いところは、今しか見ていなくて、過去を振り返らないこと、そして未来と向き合わないところではないかと感じている。
もちろん、それがちゃんとできている子もいるが、それができてていない子はちょっとしたことで大きく崩れ、自暴自棄になって今を見失ってしまっている気がする。
今の自分としっかり向き合い、そこに至った過程をしっかり思い返し、そして新たな道を全力で進む。
今、この瞬間をどれだけ一生懸命生きるかが一番大切なことであって、その瞬間が終わった時に一つの答えとしての結果が残る。
そう考えると結果は一つの過程に過ぎないし、結果はあくまで結果であって、それ以上でもそれ以下でもない。
過去の時間をどれだけ一生懸命過ごしてきたかの結果が今。
今の時間を精一杯生きた結果が未来。
未来の自分の夢を叶えるのは、他の誰でもない今の自分だから…。

-テレビ

© 2024 NPO Selfish(セルフィッシュ)