本当の近道

今日のニュースで自動車メーカーのマツダから新しいエンジンが発表されていた。
普通のガソリンエンジンにもかかわらず、30km/lも走る低燃費。
ガソリンエンジンでハイブリッドエンジンなみの低燃費は驚きだ。
その記事ではこうも書かれていた。
「マツダがこのエンジンをベースにハイブリッドエンジンを作ったら、低燃費に関してはトヨタやホンダの数字を楽に抜いてしまうことを意味している」と。
各自動車メーカーが、環境を考えてハイブリッドエンジンや電気自動車の開発を押し進める中、まるでそれに対抗するかのようにこれまでのガソリンエンジンの進化に努めてきたマツダ。
その記事によると、マツダのこの動きの背景にはいろんな理由があったようだが、その理由はどうあれ、マツダが一つの答えを出したことは確かだ。
仮に同じ目標に向かって進んでいたとしても、その方向性の選び方やアプローチの仕方はいろいろある。
技術革新の場合、どうしても派手な方向へ目が向きがちだが、本当に大切なことはその過程とさらにその先にある本当のゴールだと思う。
教育の世界でも同じこと。
目先の力だけを見て何かに取り組むのではなく、本当の意味で一人ひとりに必要なモノ、目指すべきモノをきちんと考えて、まわりに惑わされることなくゆっくり歩むことが大切。
どんな形であれ、とりあえず目指しているゴールに辿り着けばいいという考えで進む方向性を決めてしまうと、途中で力尽きてしまうかもしれないし、例えゴールに辿り着いたとしてもそこから先の発展はそれまで以上の努力を要することになるだろう。
長い目で見たら、近道だと思うことが遠回りになり、遠回りだと思っていたことが近道だったりするものだ。
しっかり先を見据えて、本当の近道を進みましょ♪♪

-ひとり言

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