記録的な災害

ここ数日続いている奄美地方での記録的な豪雨のニュース。
3人の尊い命の奪われ、被害にあった地域では少しずつ復旧に向けて動き始めたものの、まだまだ大きなつめ跡を残したまま。
昨日から学校も再開され、5日ぶりに学校に子どもたちの笑顔が戻ってきたという少し明るいニュースも聞こえてきてはいるが、本当の意味での復興までにはかなりの時間を要するだろう。
豪雨がもたらしたものは人々への被害だけではなく、自然への被害も尋常ではないようだ。
海に流れ込んだ大量の土砂の影響で、サンゴが一部死滅しているという。
人的被害が大きいためどうしても復旧はそちらが優先されるだろうが、人々の平穏な生活と共に、奄美地方の人々が大切に守ってきた自然が元の姿を取り戻すことを心から願っている。
そんな国内のニュースと時期を同じくして目に飛び込んできてタイでのニュース。
こちらも10日から降り続いた大雨の影響で洪水が発生し、41人もの命が奪われたらしい。
これまた過去数十年で最悪の被害という記録的な災害となっているようだ。
このタイでの被害は、タイ東北部や中部を中心に起こっているが、バンコク市内を流れているチャオプラヤ川に上流から大量の水が流れ込んでいて、海の満潮時と重なると川が氾濫する恐れがあるため、バンコク市内でも厳戒態勢が敷かれているらしい。
バンコク市内はあちこちに運河が発達していて、運河ボートが生活の足となっているような街なので、チャオプラヤ川だけの話ではなく、その支流にまで影響が出ることは必至。
そして、それはそのまま市民の生活に影響を及ぼす。
以前住んでいたバンコクで住んでいたアパートのすぐ近くも運河が流れていて、街に出るときによく運がボート使ってました。
あの運河も、単なる雨季で雨が多いだけでも増水して船着き場が水浸しになるぐらいだったのに、そこに大量の水が流れ込んだらそれどころの騒ぎではないはずだ。
これ以上災害がひどくならないことを願うばかりだ…。
地球温暖化の影響からか、地球のあちこちで起こっている災害。
それもその災害のレベルが尋常なく大きく、記録的なものばかり。
この先、地球はどうなっていくんだろう…???

-ひとり言

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