自分のため…

よく言われることだし、自分自身よく子どもたちに話をしていることですが、なかなか伝わらないこと。
「一体、誰のため、何のために勉強しているのか?」
という問いの答え。
それはもちろん、「自分のため・・・」という以外に答えはないと思います。
でも、そこのところを子どもたちに伝えることが本当に難しい。
子どもたちの中には、どうしても「(勉強は)やらされてる」感が強くて、そこに響かせるためには機会あれば伝え続けるしかない。
一人ひとりの子どもたちに、どのタイミングで、何がきっかけで伝えるかわからないから、諦めずにそれを続けていればいつかどこかで伝わると信じています。
今日の夜の授業。
勉強が好きではないSくん。(Sくんに限らず、みんな好きではないが…)
キライな英語からはなんとかして逃げ出そうとし、なかなか手をつけようとしない。
もちろん、『キライ→やらない→わからない→できない』という見事な公式にきっちりはまり、英語の成績は下がる一方。
そんな彼になんとか英語を少しでもがんばって欲しいと思い、いろんな話をしてました。
そんな中で彼が食いついてきたのは、外国人とのコミュニケーション。
外国でのいろんな楽しい経験や思い出話してたら、「それ楽しそうでいいなぁ。話できるようになったら楽しだろうなぁ☆」って…。
テストで点を取るためや単にしなければいけない勉強としての勉強はたしかにおもしろくないと思う。
実際、自分の中学・高校時代もそうだったからよくわかる。
でも、自分が楽しいと思えることのための勉強は全然苦じゃない。
それどころか、メッチャ楽しい♪♪
そして、それがどんな形であれ、ちゃんと最後にはすべて自分自身の力となってくれる。
勉強っていうから、何か響きがよくないのかな!?!?
いろんなことを学ぶこと。
それはすべて、自分のため…。
今日、Sくんの中に芽生えた小さな小さな英語に対する芽が、少しずつ少しずつでいいから大きく育ってくれたらいいな☆

-授業風景

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