私の履歴書⑩『講師編』

第10回目。
講師編。

約4ヶ月の沈黙を破り(!?)、私の履歴書の続きを書いてます。
決して忘れていたわけでも、前回で終わらせるつもりだったわけでもありませんが、なんとなく放置状態になっていて、なんとなく今日は書いてみようかと思ったので…。

気まぐれな人間の単なる気まぐれです。(笑)

前回の再び大学編で少し触れた、チョ~~過酷だった教育実習。
「特別支援の免許を取得するため」だけに絶対必要な単位として目の前に立ち塞がった教育実習という壁。
しかし、この教育実習がまた自分の人生にとって大きなターニングポイントとなりました。

というのも、実習先で担当になった高等部2年生のクラスの子どもたちがとにかくかわいくて×②、教育実習終了の3週間後には自分にとっていろいろなことに気付き、成長させてくれたとても大切な存在になっていました。

「自分の時間の許す範囲でもっともっとこの子たちと関わっていたい!!」との思いから、大学側と実習先の学校にお願いして、教育実習終了後も週に1回ボランティアとして学校に入らせていただき、子どもたちとの学びの時間をいただくことになりました。

そうして子どもたちに関わる中で、特別支援教育の学校現場のすごさ、楽しさ、可能性をより知ることができ、特別支援教育の学校現場をもっと知りたいし、勉強したいと思い、翌年度の県立学校の講師登録をすることにしたのです。

もちろん、Selfishとしての仕事が自分の活動の中心であり、そちらに支障のない範囲で…ということで、非常勤講師としての講師希望での登録。
「そんなに都合のいい話はないか…?」と思いつつも、少しでも可能性があるのならチャレンジしようと思っての登録でした。

翌年度が始まる4月を迎えても話がなかったのでさすがにあきらめていた4月10日。
非常勤講師として県立の支援学校に勤務できる機会をいただきました。

それが今の学校で、結局今年でお世話になって5年目になります。
その間、高等部から中学部への移動や中学部と高等部との兼務等いろいろ体験をし、たくさんの子どもたちと出会う機会をいただいて楽しい日々を過ごしています。

正直、まさかこんなに長く続けることになるとは思っていなかっただけにすごく不思議な気持ちであると同時に、それだけの時間が経ったことがまるでウソのように感じられるぐらい早く過ぎ去った時間。

仕事と学生の二足のわらじも大変でしたが、学校とSelfishの二足のわらじもそれはそれで大変なもの。
でも、それ以上に楽しすぎて仕方のない時間がそこにはあったからこそここまで続けてこられたのだと思っています。

この5年間の間には、「常勤講師してやらないか?」という学校側からのありがたいお誘いもいただきましたが、さすがにそれはSelfishとしての活動そのものにかなり支障があるというかさすがにその両立は無理なので丁重にお断りして、非常勤講師としての立場のままお世話になっています。

一度は自分の進む先として断念した学校教育の現場。

偶然いただいた私立高校での非常勤講師での経験から再び頭を持ち上げてきた学校教育の現場への想い。

そして、その学校教育の現場に自分の中ではまったく想像すらしていなかった支援学校という形で現場に立たせていただき、数々の経験を積ませていただいている今の時間。

そのどれか一つにでももっと早く出会っていたら、自分の人生はまた全然違った方向に進んでいたのかもしれませんが、すべてはそのタイミングでよかったと思っているし、今の自分の仕事や生き方にはすごく満足しています。

Selfishとしての活動がまた少しずつ新たな方向に動き始め、新しい目標ややりたいことが増えてきているのでそろそろいろんな決断をしなければいけない時期になってきてますが、もうしばらくは学校教育現場とそこで出会えるたくさんの子どもたちとの時間を目一杯楽しみながら、しっかり学ばせてもらいたいと思っています。

第11回につづく…。

かも…!?!?(笑)

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