履歴書②『独立編』

第2回目。
独立編。

ということで、ここから波乱万丈の人生が始まります。
って書いちゃうとここまでの人生が順風満帆だったように聞こえちゃうので語弊があるんだけど…。(笑)

実は、大学卒業時に独立に向けて自分自身で立てた目標ってのがあって、地元に戻って会社勤めをしながら5年間がんばって、独立のための資金作り、人脈作り等をしながら環境を整えて独立しよう!!って感じだった。

でも実際には…。

最初に入社した会社の基本方針が入社前に聞いていたことと全然違っていて(自分の思い違いの部分もあるんだろうが…)納得がいかず、結局1年で退社。
向う見ずな性格のため、「次を決めてから…」なんて真っ当な考え方なんかなく、とにかく自分が納得いかないからここは辞めるって感じ。

今思えば、世の中を知らない単なる甘ちゃんだった気がする。
でも、そのあたりは今もあまり変わってないかも!?!?(笑)

辞めるということが会員さんの間にも広まったとき、当時懇意にしてくださっていた会員さんが「辞めるんならうちの会社に紹介してあげるからおいでよ。」と誘ってくださり、面接に行ったら即採用。

ということで、サラリーマン生活2年目がスタートしたわけですが、実はこの会社にお世話になったのも1年間だけ。
仕事自体は楽しかったし、いろいろなお店を経営している会社の運営本部での仕事だったため、会社の運営方法や労務管理、社会保険や労働保険など、自分が独立してからすごく助けられている知識をたくさん勉強させてもらったのでそれは今でも役に立ってます。

辞めた理由はすごく単純。
その2年間で自分なりに無駄遣いせずに貯めているつもりだったけどたいした貯金もできず、こんな調子なら5年経っても無理だなってやっと気付いて…。(笑)

それに、実はその2年間も会社に勤めながら休みの日を中心に家庭教師の仕事してて、口コミでその仕事も徐々に増え始めてたことも後押ししてくれたんです。

生来の楽天的な考えで「独立してもなんとかやっていける」と思うと同時に、「もう遠回りせずに本当にやりたいことをやろう!!」っていう気持ちが強かった。
やりたいことをガマンするって性格的に無理なんですよねぇ。

独立に際して、高校時代の恩師のところに相談(報告!?)に伺いました。

先生の反応は決していいものではなく、っていうか思いっきり反対されました。(笑)
「校長に掛け合って話をしてやるから、すぐに履歴書を持って来い!!今からでも遅くないから教員採用試験を受けて学校の先生になれ!!!!」って。

そこまで親身になって心配してくださる先生。
本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。

でも、学校の先生にはならないと決めた2年前の決心と、独立して自分の思い通りの教育をしたいという強い思いは揺らぐことなく、自分の選んだ道を進むことにしました。

ということで、大学卒業後3年目にして独立決定!!
ここから本格的に自由な人生のはじまり、はじまり♪♪(^^)v

なんて軽く書いてますが、独立当時はやっぱりすごく大変でした。

今でこそ家庭教師の派遣会社なんてのがすごくたくさんあって(当時もあったんだと思いますが…)、登録すればその会社から家庭教師の依頼の話ももらえたりしたんでしょうけど、そんな仕組みも全然知らなかったから1件、1件口コミで仕事を拾いながら広げていくしかない。

「塾や家庭教師で独立する」って言いながら、どこかできちんと社員としてノウハウを学んだわけでもなく、経験といえば学生時代のバイトのみ。
だから考え方は完全にバイトの延長というかバイト気分。

独立、独立って言いながら、ほんと安易に考えてましたね。

だから大変なのもあたり前。

でも、大変な半面、すっごく楽しかった。

すべてが自分の思い通り。
もちろん、責任も全部自分。
やりがいはこの上もなく大きかった。

いつかその大きな思いに自分自身が潰されそうになるなんてこの時には想像もできなかったが…。

とにかく真っ直ぐ。
自分の思いのまま、ただガムシャラに。

夢を叶えて成功することを信じて疑わなかった25歳の春のことでした。

第3回につづく…。

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