間違いの法則

算数の計算。

掛け算九九をを習い終えて3年生ぐらいになると、習う計算はどんどん複雑になり、算数が嫌いな子たちはこのあたりから“算数=キライ”の図式が明確なものになってしまいます。

ゆとり教育の時代、学習指導要領の中で円周率を『3』として教えていた関係で掛け算の筆算も2ケタ×2ケタまでで3ケタが絡んだ筆算をすることすらなかった。

でも、今は再び3ケタ絡みの筆算も学習するようになってます。

計算を教えているときに、答え合わせをする側としては単純に合っているか間違っているかだけを見るのではなく、その間違いの中でのその子の法則をきちんと見つけてあげることがすごく大切です。

そこを見つけることなく、ただ単に「こう計算するんだよ。」と言って正しい方法を何度も伝えることも指導としては決して間違いではないけど、子どもによってはそれは「何で合わないの?」という不満だけがつのる原因にも成りかねない。

法則を明確にし、そこの間違いをきちんと説明して訂正させてあげることで、本人が気を付けるべきポイントがハッキリすれば本人の混乱も軽減できる。

そして、その部分を訂正することで、もちろん誤用がなくなって間違いは正解へと変わる。

これは決して計算に限ったことではなく、いろんな内容の指導場面で重要なこと。

時々、子どもたちはこちらの想像もつかないような間違いの法則を生みだしてくれるので、発見するのが大変なんときもあるんですけどね…。(苦笑)

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