増やすより減らす

受験生ならずとも、ちょうど学校のテストの時期ということで、子どもたちは普段より(ちょっとだけ)がんばって勉強している気がします。(笑)
見てて、正直「まだまだ甘いなぁ~」って思いますが、それまでを見て、知っているだけにがんばってる感はしますし、ちゃんと認めて評価しています。
一番大事なことは『どれだけやった』(時間・量)じゃなくて、『どれだけちゃんと身につけた』かなんだけど、子どもたちの中ではどうしても前者が優先してしまっているのが実情です。
何時間教室にいても、何枚プリントをしても、それが頭に入り、テストでの結果に結びつかなければそれはやってないのと同じ。
厳しい言い方だし、やらないよりはやってる分だけいいとは思ってます。
だからこそきちんと結果に結びつくやり方でがんばって、結果を出して喜んで欲しいと思うわけです。
じゃあ、具体的に何をすべきかというと、それはいたって簡単なこと。
できたこと・やったことを増やすための勉強をするんじゃなくて、自分の中のミスを減らすための勉強をしっかりすること。
いくらたくさんのプリントをやったとしても、ミスした問題やわからない問題をそのままにしてどんどん進んでいくだけでは意味がない。
新しいことをちょっとかじってできた・やったって気になるより、これまでの中で自分がミスでできなかったところやわからなかったところを少しずつ重ねていくことが、確実な点数につながり、本人の自信にもなる。
時間もかかることだし、即効的に結果が目に見えるわけではないから、それが最終的に本当に自分の力になるんだということを信じて続けることは「本当にこれでいいの?」と不安にもなると思う。
でも、絶対に大丈夫!!
ウサギとカメの勝負は、最後にはコツコツがんばり続けたカメが勝つんだから♪♪(笑)
増やすより減らすための勉強をコツコツ続けること。
それは時間をかけてゆっくり確実に進むことで、結果的に自分にできることを増やしてくれるといううれしい矛盾を生んでくれる。
増やすことばかり考えずに減らすことを考えて、前を向いてがんばっていこう

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