入試に対する配慮

2日間の日程をこなして、私立高校のⅠ期入試が終了した。
すべての子どもたちから報告を受けられたわけではないが、報告を聞いた範囲ではそれぞれにがんばってまずまずの結果だったようなので、一安心した。
そんな中で一つ気掛かりだった報告は、一日目に何とか受験はしたものの、体調不良のため二日目の受験ができなかっ子がいること。
しかし、病院での受診の結果が追試の対象になるものだったため、後日、追試を受けられるとのこと。
その報告を聞いて、とりあえず安心しました。
高校入試に関していえば、今は少しずつ発達障害のある子どもたちへの配慮も増えてきて私立高校ではかなり柔軟に対応してもらえるケースが多いようだ。
ただ、そうはいっても受験する側の子どもたちや保護者にとっては手放しで喜べることばかりではなく、事前に学校側に情報を伝えることによって「試験に不利になってしまうのではないか?」という不安もつきまとうという問題もある。
それを懸念する保護者からは、必然的に情報を高校側に伝えることを避ける傾向にあるため、あたり前だが入試に対する配慮をしてもらえない。
そうなると合格自体が難しくなるので、どちらがいいのかよくわからない…。
もっと入試に対しての情報がオープンになって、高校側にきちんとした形で配慮をしてもらえるようになれば、子どもたちも保護者も安心して情報を提供した上で受験できるようになって欲しいと願う。
そしてそれ以上に、入り口である入試に対しての配慮だけではなく、入学後の子どもたちの学習面や生活面における配慮がしっかりしてもらえて、子どもたちが安心して学べる環境を整えてもらいたい。
それが困り感を抱えている子どもたちにとって、何より必要なことだから…。

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