病気の世界

学問として学ぶ病気の世界。
学んでいることはほんの一部に過ぎないし、学んでいると言えるようなレベルじゃないかもしれないけど…。
火曜日の講義は、ゼミの先生の『知的障害者生理・病理学』。
知的障害を初めとして、病気が原因で起こるいろんな疾患について勉強している。
先週に引き続き、今週も遺伝子レベルで起こる種々の障害について学んだ。
障害の原因や特性を学び、理解する。
障害によってはその対処法を学び、障害と闘いながら生きている人たちのお手伝いをする。
そのために、正しい知識として学ぶことはとても大切なこと。
だけど…。
正直、講義中にだんだんと気分がブルーになってくる。
本人たちには意識出来ないような、目に見えない遺伝子レベルで、ほんの些細な原因で重篤な障害を引き起こす。
それを抱えて生きていかなければいけないし、時には生きることすら許してもらえない。
なんでそんなことが起こってしまうのか、どうしてそんな運命を背負って生まれてこなければいけないのか…と考えるとやるせない気持ちになってしまう。
先生は以前は病院で働かれていたドクター。
その立場で子供たちに接していて、病院で病気の子供たちを見るのが辛かったそうだ。
そんな時、今の教育の世界でのお仕事に縁があり、こちらの世界に移られたらしい。
同じ病気の子供たちを病院で見るのと、学校で見るのとの違い。
病院ではどうしても病気としての子供たちなのに、学校で見る子供たちの元気さが先生にはとてもうれしかったとのこと。わかる気がする…。
しっかり勉強して子供たちのために生かさないとね。難しいけど…。(^_^;)
試験も大変なんだろうなぁ……。(T_T)

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