結果を変える言葉のかけ方

ビジネス関連のコラムに『ただ「急かす」だけの上司と、部下の仕事をスピードアップさせる上司のちがいは、2つの質問にある。』というのがあった。

内容を簡単に紹介すると、前者の上司は部下に仕事の指示をするときに「こんな仕事3日でできるだろう」とか「このプロジェクトは、1ヵ月でやれ」といった感じでプレッシャーをかけるような口調で話す。

それに対して、後者の上司は「早くやれ」「まだ終わらないのか」といった言葉は使わず、次の2つの発言を部下に対してするらしい。

1.私は◯月◯日までに仕事を仕上げて欲しいが、これを実現するために障害はあるか?それに対して私が手伝えることはなにか?

2.◯◯という要求は必須。◯◯と言う要求は努力目標だ。

結果的に後者の上司の言葉がけで仕事に対するモチベーションは上がり、スピードもアップするというのだ。

たしかに、自分が部下であったなら、前者の上司に対してはどちらかといえば腹立たしさを感じるだけだが、後者の上司なら感謝の意持ちを持ちつつ「がんばろー!!」と思える気がする。

これを、親子関係の学習場面に置き換えて考えてみても、同じ効果が得られるのではなかろうか?

「勉強したの?」「まだ宿題終わってないの?」と目尻を吊り上げ、大きな声で言われると「今からやるよ!!」(←心の声は「うるせぇなぁ…。」)ってな感じで、一気にモチベーションは↓↓になるだろう。というより、そもそも勉強に対して高いモチベーションなんてないんだから、単にやる気なんか起きずに仕方なくこなすだけになるろう。

「今日は楽しそうなテレビがあるから、早めに勉強しておいて一緒に見ようね。」とか「お母さん(お父さん)これから少し仕事するんだけど、塾代まだだったら一緒にがんばらない?」なんて優しく言葉をかけられたら、怒られてからよくも気持ちよく始められ、少しは「がんばろー!!」って思えるんじゃないかな?

少なくとも単純な人間の私は、そうやって言葉をかけられたらきっとそう思う(その言葉に乗せられる)だろう。

怒りにまかせて大きな声を出す前に、大きく深呼吸して優しく言葉をかけられたら、それがいい結果につながり、その後に何度も怒る必要性が無くなるかもしれませんよ☆

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