子供の着眼点

すばらしいものがありますよね。
ほんと、子供の着眼点や発想力にはいつも驚かされるし、感心してしまいます。‘なるほど!’とこちらが教えられることも多々あって…。
4年生のRくんと算数の勉強をしているときのこと。
新しい単元で《分数》の説明をしている中で、言葉の意味を教えようと思い「分数の『分(ぶん)』の別の読み方知ってる?」と聞いたら、Rくんは間髪いれずに「いた!!」と答えてくれました。
その答えを聞いたとき、正直頭の中は「?」マークがいぃ~っぱい…??????
その意味がすぐに閃かなかったので、「どんなときに読む?」と再度質問。
するとRくんは何もないかのように「大分(おおいた)の『いた』!!」と自信を持って答えてくれました。
まさに‘なるほど!’
たしかに県名で使われてますよね。盲点でした…。
勉強の後で、お母さんとこの話をしていたときに分かったことですが、お母さんが大分県の出身でRくんも年に1回は大分に遊びに行くそうです。
そんな彼にとって『分』は大分の“いた”以外の何ものでもなかったのです。
子供の素直な目、素直な感性、着眼点、発想力…。
年齢を重ねて大人になっていくと、どんどん失われてしまい、物事を見たり考えたりするときに先入観に邪魔されたり、色眼鏡で見るようになったり…。それって実は、とても悲しいことなんですよね。
子供とかかわる仕事をしていて、本当に良かったなぁと思えることは、自分が忘れかけている大切なことを子供たちから教えてもらえること。
今度はどんなことを教えてもらえるかな♪♪(笑)

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