基準次第

大学での勉強も内容の難しさ、スピードともにどんどん加速し、最近は講義の時間内にその内容を理解するのに四苦八苦…。
自分が子供たちに指導する際には偉そうに「分からないことはしっかり復習して、自分なりにきちんと理解するように!!」なんて言ってるくせに、実際自分が生徒の立場になるとそれは全然出来てません。
その日の内容を自分のものとするための復習に関しても、「講義が終わったら仕事もあるし、そんな時間も余裕もない…」と自分に都合のいい言い訳をしながら、出来てないのが現状です。
今日の講義を聴いてて改めて難しさを痛感したのは、同じ内容のものが判断基準次第で大きく変わるということ。
講義の内容でも専門用語の意味や解釈を理解しようと自分なりにがんばってみるものの、先生の言っている意味や内容がどうしても納得いかないものが多い。その多くは、判断基準の違いからくるもの。
専門領域ではこのように判断して、このように考える(言葉を使う)のですと言われても、ちょっと判断基準を変えると全然違う解釈が出来たり、時には真逆の解釈になることもある。その疑問点を質問としてぶつけると「拡大解釈すればそのように考えることもできますね」との答え。質問したことで結果的に余計混乱するハメに…なんてこともしょっちゅうです。(苦笑)
普段があまりにも単純明快な勉強が中心で、複雑な考え方を持ち込むような勉強をいかにしてないかがよく分かります。
でも、物事の考え方、価値、存在理由など基準次第でいくらでも変化することは当たり前。
勉強に限らず、日常生活の中で起こるすべての事象にはいろんな意味があり、それをどう捉えるかも基準次第。そしてその基準はいろいろな経験や知識を介して自分自身で自分の中に確立していくもの。
でも…。
大学での勉強の内容にはもうちょっと厳密な基準が欲しい……。

-代表者ブログ, 大学日記

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