前方後円墳

みなさんは、古墳の形状の一つ“前方後円墳”はご存知ですよね?
その代表的なものの一つが大阪府堺市にある大仙古墳(だいせんこふん)です。仁徳天皇陵(にんとくてんのうりょう)という名前の方がなじむが深い人も多いのではないですかねぇ。少し、年代がバレちゃいますが…。(笑)
ちなみに実際の画像はこんな感じ。
     ↓    ↓    ↓

(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
これは、社会の教科書や資料集などでもよく見かける写真です。
みなさんも一度は目にしたことがあると思います。
さてここで問題です。
『前方後円墳の方向はどちらが前でしょう?』
【正解】四角い方(写真の下側)が前で、丸い方(写真の上側)が後ろです。
これ、意外に勘違いしている人が多いんですよね。
その原因としては、いろんなところで見かける写真の扱い方に問題があると思います。
ちなみに、今日家庭教師先で6年生のRくんと勉強していたとき、学校で行った社会のテストを見ていたらやっぱり同じような写真が出てました。
さらにその写真は、ここで紹介している写真をもう少し左に傾けた状態、すなわち完全に鍵穴の形のような写真なんですよね。
そういう扱いをしているものばかり見ていると、人間の心理としてどうしても『上にあるもの=前、下にあるもの=後』って考えたくなっちゃいますよね。
でも、この古墳の名前をもう一度よく見てください。
“前方後円墳”。
正方形とか長方形という言葉にも使われているように、『方=四角』という意味なので、『前方=前が四角、後円=後ろが円の古墳』だからこの名前がつけられてるんですよ♪♪
こういった誤解を招かないためにも、画像をいつも正しい方向で使ってもらいたいものですが、実際のこの古墳の方位がこの写真の上方向が北の方位に向けて作られているため、地図などの表し方のルールに従うとどうしてもこの方向になっちゃうからこういった写真になってしまうのも仕方ないのかなぁなんて勝手に思ったりしながら…。

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