続・自閉症の僕が跳びはねる理由

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昨年12月に読んでご紹介した『自閉症の僕が跳びはねる理由』の続編をゲットして読んでみました。

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著者が中学生時代に書いた前作に続き、高校生になり、中学生の頃と変わった点や変わらなかった点、高校生になった今の自分の思いなどがつづられているこの一冊。前作同様、自閉症の人たちへの対応の仕方などがコミュニケーション、感覚、時間、行動といったカテゴリー別に章立てして書かれているため、本当に辞典のように開いて読むととても大切なヒントを与えてくれます。

もちろん、一口に“自閉症”と言っても個人差はたくさんあるだろうし、この本の中にも書かれているように、あくまで著者の現状を中心に書かれているものなので、すべての人に当てはまるわけではないですが、それでも考えるきっかけやたくさんのヒントはもらえます。

今回読んだこの本の中で勉強になったというか、指導の中などで取り組んでいる方向性が間違っていなかったと思える一節がありました。

時間がずれると僕は怒りますが、いつもきちっと決めることによってこだわりが非常に強くなるので、時間のずれに慣れる方が長い目で見ると楽なのです。

本人ができるだけパニックにならないように、できる限りパターンを崩さず、予定通り物事が運ぶように心掛けていることは多いですが、それでも社会の中で生活していると様々な要因でパターンは崩れることの方が多いので、そちらに少しでも慣れ、融通をきかせられるようにしてあげた方が、生活自体がもっともっと楽になるんですよね。

そして、著者がして欲しい援助としてこの6点が書かれていました。

・笑顔で接してください。
・わかりやすく、はっきりした口調で話してください。
・要点をしぼって、短い文章で話して下さい。
・指示するときには、1回にひとつだけにして下さい。
・僕の言いなりにならないで下さい。
・危ないとき、悪い行動をやりそうなになったときには、そうする前に注意して止めて下さい。

例えば、障がい者雇用をする側の企業が職場研修でこれだけのことでも徹底してルールとするだけで、スムーズに行くことがたくさんできるだろうし、みんなが楽しい雰囲気の中で働けるようになるんじゃないかな?なんてことを考えながら読ませてもらいました。

いろんな指導や支援の中での大事なヒントとしてしっかり役立たせたいと思います。

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