ほんのちょっとした気遣い

Selfishの教室は土足の建物ではないため、入るときにはスリッパに履き替えます。そのスリッパに履き替えたり、靴に履き替えてスリッパを片付ける時のお話。

Rくんは元気のいい小学生の男の子。教室に通い始めた当時、担当のS先生が「スリッパを取る時、一番取りにくい下の段から使うようにすると、後から来た人が取る時に取りやすくて便利だよね。」と一度言って以来、教室に来ると必ず、一番下の段からスリッパをとって履いているそうです。

中学生のHくんとIくん兄弟。授業が終わって帰る際、スリッパを片付ける時には必ず下の段の空いたところからしまって帰ります。だから、彼らが帰った後、最後に僕が教室を出る時には、いつも屈むことなく一番上に段に置いて片付けることができます。ちなみに、彼らにはそんな指導をしたことはないので、ご家庭かどこかで教えか、自らが生活する中で学んだことだと思います。

もちろん、靴を脱いだ時にはつま先の向きを変えて靴を揃えておくとか、その時には自分のだけでなく、必要があればまわりの靴も揃えておくということがちゃんとできている子は見ていて気持ちいいです。そして、それは教えられている場合にできるというのは当たり前で、まわりの人がそうしているとかきれいに揃っているようすを見て自発的にできるようになれたとしたら最高ですよね。

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ほんのちょっとした気遣いで、お互いが気持ちよく過ごせるようになれる。とっても素敵なことであり、ある意味、勉強ができるなんてことより、ずっと大切なことのような気がします。

-代表者ブログ, 教育について, 教室にて

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