エジソンの母 第九話

『モンスターペアレント』=学校に対して自己中心的で理不尽な要求を繰り返す保護者を意味する和製英語である。向山洋一の命名とされる(「教室ツーウェイ」2007年8月号9ページ参照)。当然に、常識の範囲を逸脱しない要求を行う保護者はここには含まれない。
基本的には直接教員にクレームを行うものが多いが、校長や教育委員会など、より権限の強い部署にクレームを持ち込んで、間接的に現場の教員や学校に圧力をかけるという形式も増えている。また、なかには虚偽の告発をするなどして法的問題に発展させようとする場合もある。
なお、日本と同様に理不尽な要求を学校に出す保護者が社会問題化している米国では、彼らはヘリコプターペアレント(Helicopter parent)と呼ばれている。これは、学校の上空を周回するヘリコプターのように常に自分の子供を監視し、何かあればすぐに学校に乗り込んでくることからきている。
出典:ウィキペディア(Wikipedia)
教育の現場において、これほどの強敵はいない…。
理に適った意見ならいいが、ただ単に『クレーム』とか『理不尽な要求』としか思えないことを平気で言うからビックリ!!
このドラマの中での、杉田かおる演じるお母さんグループの行動がまさにそのもの。
あれは決してドラマの中の脚本によるものではなく、ああいった行動が実際に教育の現場で行われているという現実。
どちらかと言えば、ドラマの中だから若干抑え目な感じがするぐらい…。
教育評論家の尾木直樹法政大教授によると、モンスターペアレントには5つのタイプがあるらしい。
(1)学校依存型(子供を朝起こせ、学校で汚れたので洗濯してくれなど「何でも学校に押しつける」)
(2)自己中心型(劇の主役や習字の評価を高くしろなど「学校行事の日程変更なども要求」)
(3)ノーモラル型(夜中、授業時間でも電話してくる)
(4)権利主張型(風邪で休んだので給食費返還、住民税支払っているので給食費未納)
(5)ネグレクト(育児放棄、虐待)型(食事なし、服や髪の汚れ)

学校に限らず、塾や学童保育のような子供たちと保護者の関わりのある場でも同じこと。
本来、子供たちを取り巻く環境の中で、保護者と先生は共闘すべきものであり、決して敵対するべきものではない。
今のような現状になってしまっている原因も、一概に保護者の側ばかりが悪いのではなく、保護者に不信感を抱かせるような行動をしてしまっている先生の側にも非はあると思う。
ただ、大事なことは、原因はどうであったとしてもその渦中で一番被害を被っているのは子供たちであるという現実。
もう一度原点に立ち戻り、子供たちを中心に据えた、子供たちのための環境作りに取り組むべきではなかろうか?

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