徳川家康と入れ歯

体育会系の人間ですが、意外(⁉︎)にも日本史好き。中でも、ベタですが、安土桃山から江戸初期にかけての戦国時代が大好きです。

先日もレンタルに行って『影武者・徳川家康』なる本(マンガですが…。)を借りて来て読みました。歴史文献でも、徳川家康に関する影武者説は諸説ありますが、「それはちょっとどうなの?」って思うぐらいの方が、読み物としては楽しいですね。

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そんな話はさておき、徳川家康についてちょっとしたトリビアを読んでいたら、おもしろい、かつ、意外な事実を知ったのでちょっとご紹介。

当時としては長寿の75歳(満73歳4ヶ月)まで生きた家康。晩年は歯が全て無くなり、木の入れ歯をしていたという。ちょっと驚きだが、この時代にそういった技術があったそうだ。作り方は、木ロウで歯型を取り、その歯型を元にツゲの木を使って作ったとか。ツゲの木は緻密で硬く、また抗菌作用もあって不潔になりにくいという、入れ歯の素材としては最適な材料だったようだが、この時代にそれだけの知識があったということも驚きだ。

そして、この時代にその制作の役割を担っていたのは仏師だったようだ。仏像を作る技術を要して、木製の入れ歯を作っていたそうだ。

当時の先進国と言われるヨーロッパにはそのような知識や技術はなく、入れ歯を使っていたという記録はないらしいので、当時の日本はヨーロッパよりも200年も進んでいた(ヨーロッパで初めて入れ歯が考案されたのは19世紀初め)という事実にはただただ感服するばかり。

やっぱり、いろんな意味で日本の技術力ってスゴイのかも!?!?

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