問題を"読む"ということ

勉強をやってて、子どもたちが間違える最大の原因は何なのかというとそんなに特別なものではなく、いたってシンプル。

それは問題を読まないということ。

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いやぁ〜、さすがにそれはまずいっていうか、読まないと正解は導き出せないでしょ?ってあたり前のことをいつも言うんだけど…。(苦笑)

そう言うと必ず「読んでるよ!!」という返事が返ってきますが、読んでたらちゃんと解ける問題ができてないってことは読んでないんですよねぇ…。稀にそれを言わない子もいます。それは本当に問題をほとんど読むことなくパッと見て自分の勝手な想像や思い込みで感覚的にやってるなんてスーパーな子。まぁ、それはごく一部で、ほとんどの場合は一応読んでいるというか読んだ気になってます。

もうお分かりだと思いますが、ここでいうところの“読む”は決して『目で文字を追う』ことでも『文字を音に変換して口から音を出す』ことではなく、問題の文意を理解するように読み込むという意味であり、それがまったくできていないということです。

その証拠に、間違えを直すためにプリントやワークを返す時に必ず「ちゃんと問題を読んでやって‼」と言いながら何度も何度も突き返してやってるうちに「あぁ〜、そういう問題かぁ〜。」なんて声がよく聞こえてきます。本人がようやくその気になって本当の意味でその問題を読んだ瞬間です。

そうすると、自ずと正解がそこに記されたプリントやワークができ上がります。

もちろん、読み込むことを苦手としている子もたくさんいます。それができれば最初から苦労しないって思われるかもしれませんが、ここで大切なのはその読み込むというスキルそのものではなく、本人がわかるように読もうとするかどうかということ。すわなち気持ちの問題です。

自分がその問題を解いて正解を導き出すために必要な情報やヒントを、問題から得ようという気持ちで読むのと読まないのとでは大違い。その気持ちがあれば、多少の差はあっても必ず答えへの道標は手に入るはずです。

何度も間違えてから仕方なく問題を読むのではなく、最初から問題を読んで取り組む習慣を身に付けて欲しい。

今日の教室の授業でも、問題読まずに問題やってる子にたくさん悩まされたスーパームーンの夜…。(T_T)

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