同音異義語⑨

『同音異義語』第九弾です。
今回が同音異義語の総集編。
“いつか役に立つ”(だろう…)をテーマに、最難ランクを集めてみました。
とはいえ、日常生活の中ではよく目にする言葉ばかりです。
フッとした場面で恥をかくことのないように、使いこなせるようになっておきましょう。
日々の努力が肝心ですよ!!
さぁ、しっかりがんばって覚えましょう♪♪
【総集編(最難クラス)】
「顧みる」と「省みる」(かえりみる)
「顧みる」は振り返って見ること。心配すること。「後ろを顧みる」「歴史を顧みる」「妻を顧みる」など。
「省みる」は自分についてよく考えること。「浅慮を省みる」など。
「群集」と「群衆」(ぐんしゅう)
「群集」は群がり集まる現象を指す。「広場に人が群集する」「群集心理」など。
「群衆」は群がり集まった人々のこと。「広場の群衆に叫ぶ」「群衆が押し寄せる」など。
「士」と「師」(し)
「士」は、「弁護士」「税理士」「建築士」のように、国家的資格を持つ者に用いる。
「師」は、「漁師」「軍師」「漫才師」のように、プロ、その道の芸にすぐれた者に用いる。
「一律」と「一率」(いちりつ)
「一律」は、一つの決まりの意で、すべて同じであること。「一律に扱う」など。
「一率」は一つの比率の意で、「全員の給与を5%、一率に減らす」などと用いる。
「初戦」と「緒戦」(しょせん)
「初戦」は最初の戦いのこと。「甲子園初戦敗退」「初戦にすべてを賭ける」など。
「緒戦」は一つの戦争・試合の始まったばかりの戦い。「まだ緒戦で、試合勘が鈍い」など。
「制作」と「製作」(せいさく)
「制作」は「美術制作」「音楽制作」など、物をつくること。
「製作」は「機械製作」のように物づくりの意のほか、「映画製作」など資金提供されて何かをつくるの意。

-代表者ブログ, 国語力

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