一期一会

「人には丁寧に逢ってこそ」

今日でお別れ、というわけではありませんが、今日の素晴らしい出会いも、この一回きりかもしれない、もう一生会えないかもしれないと思って接するのが「一期一会」。
この出会いは二度とないと思えば、出会いを大切に、心からもてなしたい。たとえ同じ人に再び会えたとしても、同じシチュエーションや、同じ関係、同じ心境で会えることなどないのです。だから厳密には人は毎日が「一期一会」なのです。
人とだけではなく、今日の自分との出会いとか、今日の景色、今日という日との出会いにも置き換えることができます。茶会の時だけ思い出す言葉ではないのです。
人との出会いというのはこのくらい精神を集中して丁寧に、大切に、誠意で接すると、実は日常でも喜びと充実感が満ちてくるから不思議。
ぜひ今日から実践を。

どうですか?

最初に紹介する作品はこれにしようと決めていました。「一期一会」。

誰もが知っている言葉だろうし、自分自身よく知っている言葉でした。その言葉にこんな解釈があったなんて…。

今までは、自分と他者との関係の中だけで「一期一会」という言葉を用いていました。それも、もちろん本当に一度きりしか会わないであろう人に対してです。

でもこの解釈を読んで、日常生活における自分とそのまわりにいる他者とのかかわりあい方、そしてなにより自分自身ときちんと向き合っていくことの大切さを教えてもらったような気がします。

-代表者ブログ, 禅の教え

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