先生の責任

今日の家庭教師先でのこと。
採点されて返ってきた期末試験の答案を見ながらいろんな話をしてました。
各教科の答案用紙を見ていると、ある教科の答案用紙にすごく違和感を感じたので詳しく見直してみると…。
なんと採点ミスならぬ集計ミスで20点も低い点数だったのです。
その子も、答案を返してもらったときに「変だなぁ…」とは思ったらしいんだけど、先生が採点してくれているのだから間違いはないと思い、そのままにしていたそうです。
それから、そのテストに関してのこの後の対応について話をしているうちにMちゃんの目から涙が…。
「どうしたの?」と聞くと、「先生のこと信用してたのに…」との返答が返ってきました。
それを聞いたとき、思わず“ドキッ”としました。
Mちゃんにとって今回のことはかなりショックだったみたいで、しばらく呆然としていました。
もちろん、人間誰でもミスや間違いはあります。完璧な人間なんているはずはないのですから…。
だからこそ、その後の対応できちんとした修正をすることは大切です。
そのあたりのことはきちんとにも話をして、Mちゃんも分かってくれました。
でも…。
彼女の心の中に小さな傷跡を残したことには違いありません。
すごく繊細で、ちょっとしたことが大きく作用してしまう可能性を持った子供たちを相手にしている先生。その仕事の責任の重さを改めてMちゃんから教えてもらった気がします。

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