周囲が働きかけを続けておくこと

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何かの拍子に突然入ることのある子どもたちの“スイッチ”。周囲の大人はどうすれば子どもたちの“スイッチ”を入れることができるか必死に探しているが、なかなか見つけることができないのが現実。

そして、フッとした瞬間に突然“スイッチ”が入って周囲の大人に驚きを与えてくれる子どもたちに遭遇した時に、一生懸命その“スイッチ”が何だったのかを探してみるものの、それを見つけることはできず…。

この夏も、教室に来ている中学2年生のKくんが、急に苦手でやろうとしなかった英語をすごくがんばるようになり、先生が出した宿題をきちんとこなして来るようになったという報告を受け、何が“スイッチ”だったかを探ってみたものの見つけることができてません。

もちろん、そのことと、子どもたちが勉強そのものが好きになっているということはまったくの別問題。普通に考えて、きっと、いや間違いなく勉強は嫌いのまま。にもかかわらず、ちゃんとがんばるようになってくれている。教育に携わっていての喜びであると同時に不思議の一つ。

もう何年もの付き合いになるけど、最近の教室で出会うKくんは出会ったころとは変わってすごくいい顔してます。以前は、教室に来るときに手ぶら(筆箱すら持ってなくて、ポケットからシャーペンと消しゴムだけが出てくる…苦笑)で現れることも多々あったのですが、今はそんなことはなし。“スイッチ”が入ったことで、いい方向への波及効果はどんどん溢れていることが感じられます。

その“スイッチ”自体がわからないのと同様に、それが起こるタイミングもまたわからない。すべては子どもたち一人ひとり違うため、その子その子の成長の過程の中で「いつ起こるか?」それとも「起こらないままなのか?」なんて思いを巡らせながら、そして、起こることを期待しながら、子どもたちと向き合っていく日々。

ただ、一つはっきりわかっていることは、周囲がいろんな形で本人に対して働きかけを続けておくこと。実際、いろんな子どもたちが成長していく姿をたくさん見せてもらい、それが一番大切なのだと感じています。

その子の中でしかわからない“スイッチ”が入りかけた時や、入った瞬間に周囲の関わりや助けが必要な場面は多いはず。もし、そのタイミングを逃してしまっては、せっかくの子どもの成長のチャンスが奪われてしまいます。だからこそ、まだまだ厳しいかな?と思う状況でも周囲が働きかけ続けておくことで、大切なそのタイミングを逃すことなく、成長へとつなげられるはず。

ゴールの見えない戦いは大人でも厳しいですが、その時が来ることを信じて続けておくことが重要だと思っています。

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