“最後の授業”。子どもたちの学びのきっかけの一端として…

今年に入って保育園で始めた硬筆の授業。(2018年1月11日付け本ブログ『久しぶりに硬筆の授業を楽しみました♡』)ここまで週に1~2回、子どもたちと楽しくお勉強してきたのですが、今週末の卒園式を前に、今日が“最後の授業”ということで一緒にがんばりました☆

初めて授業をした日のブログ(上記リンク先)にも書かせてもらっていましたが、この2ヶ月ちょっとの限られた短い時間の中で、たくさんのことを教えてあげることができたわけではありませんし、硬筆の字の上達やたくさんの字の習得といった成果など多くを期待していたわけではありません。ただ、ほんの少しでも子どもたちに1時間、イスに座って字を書く(勉強する)という経験やお手本を見ながら丁寧に字を書くといった経験、そしてなにより、がんばったことを褒めてもらえてうれしかったという経験をしてもらうことで、4月から始まる小学校での勉強を含めた学びのきっかけの一端として役に立てたらいいな♪♪という思いでした。

しかし、子どもたちのがんばりや成長は、いつもそんな大人の考えを遥かに凌駕してくれます。

この2ヶ月ちょっとの間で、しっかり筆圧をかけて力強い字が書けるようになり、お手本を真似て字を書きつつ、自分がうまく書けなかったところに気付けるようになり、平仮名はもちろん、少し漢字やカタカナも書けるようになりました。鉛筆の持ち方や字を書くときの手の形、ノートに字を書くときの注意点などを授業前に確認するのですが、そのあたりもみんなしっかり覚えてくれていました。

そのこと自体、とってもうれしいことですが、この授業を通しての一番うれしかったことは、子どもたちが勉強することをとても楽しみにしてくれて、毎時間とても楽しそうにお勉強をしてくれたこと。先生としてこれほどうれしいことはありませんでした♡

そういった意味では、子どもたちの学びのきっかけの一端として、ちょっとは役に立てたんだと思っています。

そんな授業も今日で終わり。

これまで先生としてたくさんの授業をし、“最後の授業”という場面も数えきれないほど経験してきてその淋しさにも慣れていたつもりですが、今日のそれはいつもとはちょっと違って、感慨深いものがありました。結局、子どもたちへのプレゼントとしてやって来たこのお勉強で、こちらが大きなプレゼントをもらっていたってわけですね☆

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