『働く』ということの意味を考えてみる

『働く』

言葉も意味も知らない人はいないと思います。辞書を引くと、こんな感じで意味が書かれています。

【働く】
①肉体・知能などを使って仕事をする。一生懸命にする。
②職業・業務として特定の仕事をもつ。
③機能を発揮する。効果・作用が十分現れる。
④そのものとしての力が生かされる。役に立つ。

いろいろ見ている中で、ある辞書にこんな風に書かれていました。

【働く】
目的にかなう結果を生ずる行為・作用をする。仕事をする。

『目的にかなう結果を生ずる』ためのもの。

とてもいい表現だと思いました。漢字が示す通り、“人”が“動”くと書いて『働く』。すなわち、動くという行為そのものを『働く』だと捉えれば、ただ漠然と働いているのも『働く』に違いないけど、きちんとした目的を叶えるために働いてこそ『働く』ことが意味のあるものになると思います。

じゃあ、その目的とは…

もちろん、人ぞれぞれ『働く』ことの目的は違うし、違ってあたり前です。でも、すべての人が『働く』ということに対して同じ意味を共有することは可能だと思います。

1つ目は、漢字成り立ちの捉え方。先に書いたように“人”“動”くと考えるのではなく、“人”のために“動”くことを『働く』ことの意味にすること。

2つ目は、『働く』という言葉を『はたらく』と考え、“はた(傍=周囲)”の人を“らく(楽=楽(らく)に、楽しく)”すると捉え、『働く』ことの意味にすること。

それができてれば、本人にとっての『働く』ということが楽しいものになるのも間違いないし、なにより、周囲との関係性も良好になること間違いなし。

そのあたりを自分自身もしっかり意識して、『働く』目的としたいし、子どもたちにもきちんと伝えていきたい。

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