長く付き合える大事なものとの出会いのために…

今、世間の人たちの注目を集め、子どもたちに「将棋やりたい!!」と思わせている天才棋士・藤井聡太四段が前人未到の29連勝という大記録を樹立したことはみなさんもご存知のことだと思います。

わずか14歳にして、異例の強さ、異例の大記録達成。自分よりずぅ~っと年下の中学生であるにもかかわらず、ただただ尊敬の念のみです。

そんな藤井聡太四段が将棋と出会ったのは5歳の時だと聞きました。「うちの子もちょうど同じぐらいの年だから、今から将棋させたら同じように大成するかな?」なんて思われている保護者の方も多いのでは?

もちろん、将棋だけではなく、卓球界で大活躍している張本選手などもそうですが、大人から見たらまだまだ子どもと思う年代が大活躍しているニュースを見て、小さいころからそれに取り組んできたという話を聞くと「少しでも早く可能性のあるものに取り組ませないと…」という短絡な思考が芽生えるのは自然のことだと思いますが、ポイントはそこではないことを知っておくことが、子どもたちを大きく羽ばたかせるために大切なことだと考えます。

子どもたちの可能性を伸ばすために必要だと考えることは…

今、子どもたちのまわりには物や情報が溢れ、自分たちが子どもだった頃や一昔前と比べて比較にならないぐらい多種多様な環境が子どもたちを取り巻いていると思います。そんな中で、子どもたちの興味関心はというと、いろいろなものに対して取り組み始める時期がどんどん低年齢化しているのと同時に、それに取り組んでいる旬の時期がすごく短くなってます。場合によっては『ブーム』なんて言葉で片付けてた時代よりもさらにスパンは短くなり、まさに『一過性』ともいうべきものになりつつあると思います。

それで、「子どもたちが大成するのか?」と問われれば、その答えは自ずとわかることだと思います。

すなわち、子どもたちの可能性を伸ばすために必要なのは、できるだけ“早期”に出会って始めることではなく、できるだけ“継続”できるものに出会って続けることだと考えます。

もちろん、それが簡単に見つかれば誰も苦労はしません。ましてや、子ども自身がちゃんとそれを見つけられるのであれば大人も困りません。だから、大人が考えられる可能性のありそうなものに早いうちから取り組ませているケースが多くなるのも仕方のないことだと思います。

でも、大人基準で選んでいる内容が、逆に子どもたち以上にブームに乗って‘将棋’‘卓球’‘ゴルフ’‘テニス’‘体操’…etcをチョイスして、まるで一本釣りかのごとく、それに取り組ましている様子を見ると可能性を削ってしまっているようにしか感じられません。

大切なことは早い段階で絞り込んでしまうのではなく、たくさんのものを知ったり、たくさんのものに触れたりする機会を設け、できるだけ多くの選択肢の中からその子自身が選べる環境を作ってあげることではないでしょうか?

仕事や趣味だけの話ではなく、人との付き合いも同じことが言えると思います。本当に大切なことは、長く付き合える大事なものと出会い、それが続くことであって、その先にこそ自分が大成したり、自分の大きな力になったりするものになってくれるのだと思います。

できるだけたくさんのものを見たり、聞いたり、触れたり、感じたり…。

まわりの大人ができることは、子どもたちにそんな環境を与え、経験をさせ、選択肢を与えてあげること。

そんな中から、その子がずっと好きで“継続”でき、「これをやっててよかった!!」と思えるものに出会えたら、そして、ずっと長く付き合っていける大事な仲間に出逢えたら…。

それが最高に幸せなことでしょうね☆

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