子どもがキレやすくなる原因と子どもの発達への影響

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子どもが静かにおとなしくしてくれていると、大人は助かることが多いです。

でも、本来、子どもは元気いっぱい動き回り、大きな声を出して大人の手を焼かせるものであり、それが子どもの仕事であり、特権だと思います。

しかし、昨今では、大人の都合で子どもをおとなしく座らせておくために、ゲームやスマホ、タブレットなどを与えたり、テレビやビデオを常時点けていたりといった『〇〇漬け』の状態でおとなしくさせているというような話もよく聞きます。

そこだけ切り取って考えると、それが子どもの成長にとってプラスかマイナスかと言えばマイナスだろうということは想像に難くないですが、そのことが具体的に子ども発達にどのような影響を与えるのかという点はわからないし、すごく心配なところ。

4月20日配信のダ・ヴィンチニュースに興味深い記事が出ていたので、記事を一部抜粋して紹介させていただきながら考えてみたいと思います。

専門家の説く危険性

小児科医であり発達脳科学者でもある成田奈緒子さんのご意見

「本来、子どもは落ち着きがなく、ちょろちょろ動き、大声をあげ、はしゃぎ回るものなのです。なぜだと思いますか? それが人間の脳の重要な部分を発達させるからです」

やっぱり、子どもの発達には大きな影響があるようです。それも脳の重要な部分の発達。そう言われると、ちょっと聞き捨てなりません。話は以下のように続きます。

【激しい興奮があるから「抑制」が育つ】
大脳皮質の前方にある前頭前野。思考や創造性といった「人間らしさ」を担う部分だが、なかでも重要なはたらきの一つが「抑制機能」だ。

腹が立ってもこらえる、45分間すわって授業を受ける、遊びたくても宿題をする……、それが抑制機能だ。前頭前野はだいたい10才ごろから完成に向かうと言われるが、そのくらいになっても抑制機能が育たたない子が増えているという。キレやすい子、学級崩壊を招く子などがその代表だ。

「抑制機能がしっかり育つためには、それ以前に脳が十分な興奮を体験している必要があります。幼いうちに強い興奮を味わっていない子は、小学生くらいになっても抑制機能が弱いままです。強くアクセルを踏んだ経験がなければ、ブレーキを強く踏む必要がないのと同じです。」

ある種の作用・反作用の関係ですね。

いろんな経験が人を育ててくれる。特に子どもたちにとっては、大きくなって困らないようにいろんな経験をしながら成長することが一番大切なこと。医学的に、十分な興奮体験をしておくことが抑制機能の成長につながるのであれば、子どもたちを無理にその体験をする機会を失わせてしまうような環境にばかり置くのではなく、逆に率先してそういった環境に置くことで成長を促すことも必要だということ。

こういった大人の都合の行動が、脳科学的に見ても、子どもがキレやすくなる原因であったり、本来育てるべき脳の機能の発達によくない影響を与えたりしているのであれば、日々の生活の中で改める必要がありますね。

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