もしかして『睡眠障害』!?!?

「子どもが、朝なかなか起きられなくて…。」

保護者の方からの相談の際によく聞きます。不登校傾向の子どもの場合、生活スタイルそのものが昼夜逆転してしまっていることも多く、そのために朝起きられなくて、その生活サイクルが継続してしまうのは非常に多いケース。

そうでなく学校へ行けている子どもたちでも、生活が夜型になって比較的遅くまで起きていることが多く、朝起きられない子はすごく多い。そういった場合に「勉強していて寝るのが遅くなる」なんて話ならまだいいのですが、たいていはスマホにゲーム、テレビといった類で夜更かしをしてしまっていることがほとんど。保護者は早く寝ていると思っていても、実は、親が寝た後も起きているパターンも意外と少なくない。それでは、保護者の方も話を聞いたこちらもさすがに「トホホ…。」です。苦笑

まぁ、ここまでは本当によくある話だし、原因がハッキリしているので、それに対しての対応策を考える必要があるのですが、そうではなく、『睡眠障害』という病気の可能性もあるという。

『睡眠障害』かどうかのチェックポイント

「うちの子は、夜ちゃんと寝ているのに朝起きられない。もしかして…?」と思われる保護者の方は、睡眠障害かどうかを確認する4つのポイントがあるということなので、そのポイントに照らし合わせて、子どもの状態を調べてみよう。

1.何時間寝ているか?
2.いつ入眠し、いつ起床するかの時刻?
3.途中で起きていないか?
4.毎日同じ睡眠時間(長さ)をとっているか?

もちろん、子どもでも大人でも適度な睡眠時間というのは個人差があるので一概には言えませんが、特にどもの場合は、身体の成長と一日の疲れの回復のためには一日8時間程度の夜の睡眠が望ましいと言われています。それは、昼と夜の睡眠は眠りの質が違うそうなので上記1.の睡眠時間の場合も、昼寝は含めずに、夜の睡眠だけで時間を考える必要があるそうです。

これに当てはまっていくと睡眠障害の可能性があり、生活のリズムが徐々に崩れ、学校に行けなくなることも考えなければいけなくなるし、そもそも、病気であるのだからきちんと治療をする必要があるという。

他の理由ばかりに目が行きがちなことですが、こういった原因が子どもたちの身体や生活を蝕んでいることもあるそうなので、もし気になるようなら、チェックポイントをしっかり確認してみて、不安なようなら医療機関に相談してみましょう。


今宵のフルムーンとともに…。

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