支援の壁と共通認識の必要性

子どもたちの学習支援を行なっていく上で一番大きな壁となるのが、その子の成長を支えている周囲の大人の認識の違いだ。

そこには、保護者をはじめとして、学校の先生、医療機関の方々、そして我々のような支援をしている人間など、立場や関わり方、その人数は多岐に渡るため、そこに認識のズレが生じることはある一定レベルでは仕方のないことだと思う。でも、それであきらめていてはできる支援もできなくなってしまうので、がんばって乗り越えていくように取り組んでいるが、そこには大きなハードルがある。

そんな中でも特に大きな影響を持つのが、ご両親の認識や考え方が異なっていることだ。まず最初に共通認識を持ってもらう必要性がある部分なのだが、そこがズレていると我々としても前に進めない大きな壁となって立ちはだかることが非常に多い。そうなると、もうどうすることもできなくなってしまうというケースも起こり得る。

立場が違えば、思いや考え方は異なる。でも、その根底にある“この子のために…”という思いは、みんな一緒のはずなので、そこを大事にしながら、しっかりと共通認識を共有して子どもたちの支援にあたれるようになりたい。それこそが、どんな支援内容にも勝る、最高の支援のために必要な部分であると感じている。

みんなが力を合わせたら、子どもたちを支えるための大きな力になる。

ご家庭によっては、その大きな力を発揮するためのハードルがあまりにも大き過ぎて、こちらの心が折れそうになることもあるのですが…。

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