『単位』を味方につけて、理数系教科で“楽”しよう♪♪

「人口密度」や「密度」の問題で苦労している小中生。先生的には、答えを求める上で必要な式を覚えておく必要もないからすごく“楽”な問題だと思うんだけど、そこを知らない子にとってはなかなかどうして厳しい問題のようで…。

他にも「面積」や「体積」の問題で立式の段階で引っ掛け問題に引っかかっている子やすべての単位変換の関係をバラバラに全部覚えようとしている子など苦労している子はいっぱいいます。

プリント

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『単位』の意味を理解し、上手に応用できるようになれば、学習場面で“楽”できたり、ミスをしなくなったりすることは飛躍的に増えてきます。

『 /(スラッシュ)』は分数!!

「人口密度」や「密度」、他には「速さ」の問題などの単位でよく見かける『 /(スラッシュ)』は単なる記号ではなく、分数の分母と分子の間の線が斜めになったもの。そのことを知っていれば、問題の中に求める答えの単位が記載されていれば、わざわざ解くための式を書いてくれているのと同じこと。それを知らない子は、一生懸命苦労しながら式を作ろうとしています。

『 ○ / □ 』で表されている単位は『 □ 分の ○ (分数表記が難しいのでこの形でご容赦ください。)』のこと。ということは、式に表すと『 ○ ÷ □ 』なので、この問題を求めるべき式をちゃんと目の前に示してくれています。

それがちゃんとわかっていれば、公式を覚えることなく、単位をきちんと覚えたり、問題に対峙した時にきちんと単位が読みとれれば自ずと式は完成して、正しく計算さえすれば正解に辿り着けます。

『㎡などの指数』はかけ算!!

例えば、算数の面積の問題でこういった引っかけ問題が出されます。

「たて80㎝、横2mの花壇があります。面積は何㎡になりますか?」

一番多い誤答は、80×2=160 A.160㎡

こんな解答を見たら、出題者は思わずニヤリッと笑っちゃいますよ。笑

もうおわかりですよね?『㎡』で聞かれたら、作るべき式の単位は『○m×○m』と『m』を2回掛け合わせてこその『㎡(mの2乗)』。だから『○“㎝”×○“m”』なんて式では求めるべき答えには到達できないことをきちんと知っていれば、引っかかることなく正しい式を作り、正解に辿り着けます。もちろん、この問題ではきちんと単位変換できる力は必要になりますが…。

勉強って、基本的に楽しくないものだし、したくないと思っている子がほとんど。でも、この単位の話のように効率よく覚えたり、工夫をしたりすることで“楽”するかを考えると少しは勉強の楽しさを感じてもらえるかな?

勉強も人生も‘楽しんだ者勝ち!!’だよ♪♪

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