0秒11

またまた驚愕の世界新記録が出た。
19秒19。
ボルトはどこまで速く走ることができるのだろうか?
先日の100mに続き、今日200mでも世界記録の更新。
偶然にも、どちらも自身の持つ世界記録を0秒11ずつ更新という結果。
日常の生活の中では、ほとんど意識することのないレベルの時間。
でも、その意識することすら難しい時間を削り取るために、一体どれだけの時間と労力を費やしてきたのだろう?
約100年前。
陸上競技において認識されていた100mの世界記録が10秒6。
今回のボルトの世界記録が9秒58。
100年間で1秒の短縮。
平均すると1年あたりたった0.01秒ずつ更新されてきた計算になる。
1年間かけて0.01秒。
そう考えると、すごく重みがある。
と同時に、北京オリンピックでのダブル世界記録更新とともに、それからわずか1年で0.11秒もの記録更新をやってのけたボルトがいかに超人であるかということがよく分かる。
この先、ボルトがさらに記録を更新することができるのか?
そして、ボルトの記録を破る選手が現れるのか?
競技の世界に“絶対”という言葉はないからこそ、そこに夢を抱き、挑戦する者がいて、見る者を魅了し、感動の世界へと誘ってくれる。
わずか0秒11という一瞬とも言える短い時間がくれた感動。
次はどんな感動に出会うことができるのだろうか?

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