プライドを上手に活かして学びに結び付けよう!!

発達障がい、特に自閉傾向の特性の一つに“こだわり”がありますが、この“こだわり”が本人のプライドとしていろんな場面で出てくることがよくあります。

プライドとして『できない』ことが悔しかったり、嫌だったりという“こだわり”を学習場面やテストの場面で出す子がたくさんいます。テストの(1)がわからないことが悔しくて、そこにずっと取り組んでいるうちにテストの時間が終了したり、それ以外の問題は解こうとしなかったりすることもしばしば。その結果はもちろん0点…。苦笑

それが、本人の持っている本当の力ではないから、そんな形で評価されるのはもったいないし、なにより本人がすごく悔しいこと。だから、本人の持っている本当の力を発揮できるようにこちらはあの手この手で先の問題に進める方法を考えますがなかなか、難しいのが実状です。

実際、Selfishの授業の中でもこちらが手こずる場面もしばしば。

これは、この特性のちょっと悪い面でもあります。

物事には必ず表裏あり

ただ、この“こだわり”であり、プライドは悪い面ばかりではなく、いい面もあります。

「間違えたくない(×になりたくない)」「できないと思われたくない」という気持ちから、答えを見ながら書き写したり、ゆっくりで焦る必要にない時にはわからないところをわかろうと一生懸命取り組んでくれたりと、とても丁寧であり、がんばれます。

そのいい面を上手に活かして、出来ること、自信の持てることをどんどん増やし、その子が持っている本来の力を最大限に引き出せ、評価してもらえる状態にできるようにサポートしていきたいといつも思っています。

プライドは、がんばり、成長するための大事なモチベーション。

できなくて悔しがる。大いに結構!!

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最後にちゃんとできるようになって喜ぶ顔を見せてもらえたらそれが最高のご褒美。一緒にゆっくりがんばっていこうね☆

-代表者ブログ, 発達障がい

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