大きな壁となる“時間”との戦いをいかに制するか。

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個人の能力には差があり、もちろん限界もある。それはあたり前の話であり、場合によっては単純に超えられない壁となることもある。

だけど、どこかのタイミングで感じる限界が本当にその子にとっての限界なのか?簡単に限界を決めてしまってもいいのか?子どもたちの限界はそんな簡単に決められるものではないはずだし、決めてしまっていいわけがない。

今、その瞬間にその子にとって大きな壁になっている学習課題であっても、その子がもう少し成長したら、もう少し時間をかけたら、壁が壁ではなくなり、本人が習得でき、本人の力になる。そう信じて、学びを、歩みを進めたい…。

実際、今日の授業の中である生徒が解いていた連立方程式の計算問題。( )のある問題や分数を含んでいる問題で四苦八苦していました。

でも、2ヶ月前のその生徒は、( )の有無や分数の有無の問題ではなく、連立方程式の整数のみの問題での加減法に四苦八苦していました。

さらに言えば、半年前には( )、分数、小数を含む一次方程式で四苦八苦していました。1年前には、整数のみの一次方程式や文字式ですら四苦八苦していたのです。

今日の問題を解いている様子を見ていると、連立方程式を解き進める中で出てくる計算で、半年前や1年前にあれだけ四苦八苦していた一次方程式や文字式の計算は何の苦もなく、安心してみていられるレベルで解き進めていました。

あの頃、何度も何度も繰り返しやってもルールが定着できず、計算ミスも半端なく多くて正解に辿り着くことが非常に困難だった内容は、今のその子にとってはなんの壁でもないのです。

あたり前の話、ちゃんと成長し、たくさんのことができるようになっているのです。そのできるようになっていることを真剣にやらずにミスをするからいつも怒られています(怒っています)が…。苦笑

習得過程の大きな壁

だからこそ、学習内容の習得過程の中での一番大きな壁は“時間”なんだとつくづく感じます。

もう少し時間をかけて反復し、あきらめずにやれば、その子はすべてのパターンの連立方程式を解けるようになると確信しています。中学2年生の時にはできなかったことが、中学校3年生の今なら、そして、もう少し時間をかければ必ずできるようになります。

でも、半年後には高校受験を控えています。そこに一つの時間的リミットが見えている中で、どれだけ時間をかけて反復し、定着させて、本人の力にするかには、正直あまりゆとりがないのです。時間さえあれば、必ず、本人の力にしてあげられるのに…。

もちろん、その高校受験のタイミングがすべてではないし、その子自身の成長という意味では時間の壁は関係ないって言えるんだけど、それでもやっぱり高校受験のタイミングはその子の人生において一つの節目であることは間違いない。

だからこその“時間”という大きな壁。

それにどう挑み、戦い、制するかが我々の大きな課題。

授業の中で、成長している姿に喜びを感じつつ、本人以上(←本人はあまり感じてなくて…苦笑)に“時間”の壁に焦りを感じた授業中の相反する自分の中での感情の動き。

子どもたちが成長という姿を見せ、喜びを与えてくれているからこそ、大きな壁に挑み、突破してやる!!

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