授業で『点つなぎ』がちょっとしたブームです♪♪

スタートからゴールまで、指定された順番に点と点を線でつないでいくと絵が完成する『点つなぎ』。Selfishでは授業の一環や休憩時間の楽しみ、はたまた宿題としてちょっとしたブームになっていて、子どもたちが楽しんで取り組んでいます。

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お父さんやお母さんも子どもの頃に一度はやったことがあると思います。一見、遊んでいる感が強いですが、実はいろんな面の訓練に役立つし、工夫次第ですごく有効な学習教材にもなります。逆に、遊んでいる感という要素はすごくメリットで、子どもたちは本当に遊んでいる感覚で楽しんでくれながら、さまざまな効果につながっています。

例えば、発達障がいの子は指先の細かい動きが苦手な子が多いですが、細かいところの点と点を結んでいく細かい作業は苦手克服の訓練には持ってこいの教材。通常はフリーハンドで結んでいくことが多いですが、定規を使って真っすぐ線を引くことが苦手な子は、それを条件にすることで繰り返し練習をする課題にもなります。

集中力が続きにくい子も、スタートからゴールまでが明確になっている上に、少しずつ絵が完成していく様子に引き込まれて集中力の継続時間が長くなります。もちろん、それで単純に学習場面における集中力の継続時間の増につながってくれるとは限らないし、短時間で身に付くものでもありませんが、確実に少しずつは身に付いてくれます。

さらに発展型で…

Selfishのある先生は、時間をかけて既存の『点つなぎ』に改良を加え、すべてを偶数(奇数)だけの数字に変えたものを作成。これにより、偶数(奇数)を覚えるのに使ったりしてます。これの発展形でいけば、3の倍数、4の倍数、5の倍数…などを作れば、かけ算九九を覚えるための教材としての『点つなぎ』もできます。

先生の工夫と努力次第(もしかしたら、市販教材やネットのダウンロード版で存在しているかもしれないので、作る努力の前に探す努力をした方がいいかも!?笑)でいろんなバリエーションへの発展の可能性も含めて、子どもたちが遊びながら学んだり、力を伸ばせる教材です。

どうせやらなきゃいけない勉強なら、嫌々じゃなくて、子どもたちが少しでも楽しく学べる形で!!

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