発達障がいについて少しだけ学んでみませんか?【AD/HD編(2)】

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注意欠陥/多動性障がい(AD/HD)の身体的特徴

AD/HDの子どもは、「多動性」「衝動性」に代表されるように、基本的に生活の中において活発に動き回ることを好む子たちが多いですが、その一方で、ルールのあるスポーツや複雑な運動を苦手とする子も多くいます。脳の機能障がいが、平衡感覚や運動能力になんらかの影響を与えていることが原因ではないかと考えられています。

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「運動障害」…ボールをキャッチできない、とびばこや逆上がりができないなど、スポーツ全般を苦手とする。

「平衡感覚」…自転車に乗れない、まっすぐ速く走れないなど、バランスを必要とすることがうまくできない。

「手先の器用さ」…手にもったものをたびたび落とす、なわとびの使い方を覚えられないなど、複雑な動作に対応できない。

この他に原因不明の頭痛や腹痛、めまいなどの体調不良や、まばたき、首をふる、肩を動かすなどの行為を繰り返すなどの行動をする場合もあります。

ただ、同じように運動を苦手としている子がいたとしても、それが上記のように平衡感覚や運動能力の影響による場合と、複雑な動きが苦手だったり、人の動きを真似することが苦手だったり、ルールそのものと自分の動きをうまく連動できていなかったりなどの理由で一見苦手そうに見える子もいます。

こういった場合は、『運動ができない』のではなく、別の要因で『運動ができにくい』だけなので、動きを単純化したり、連続的な動きを分解して指導したり、個別にゆっくり指導してあげることでできるようになることも多いので、単純に“できない”と決めてしまうのではなく、しっかり見極めをすることが大事だと思います。

注意欠陥/多動性障がい(AD/HD)の心理的特徴

AD/HDの子どもは、生活上のトラブルなどから劣等感を抱きやすく、自己否定しがちであるという子が多くいます。そのあたりが周囲に理解されず、結果的にうまく関わりが持てなかったりすると、余計に疎外感を感じ、別の精神疾患につながってしまう恐れもあります。

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「移り気」…多動性の強さは、周囲に移り気、飽きっぽい性格とみられる

「キレやすい」…生まれながらに、がまんが苦手。本人が望んでやっていることではない

「喜怒哀楽がはげしい」…場面に応じた感情表現ができないが、教えていけばできるようになる

「劣等感」…運動や勉強の失敗を指摘されることが続くと、自信を持てなくなる

「感情を見せない」…友達とうまくコミュニケーションをとれず、じょじょに心を閉ざす

「がんこな考え方」…気持ちを伝えることができずに孤立して、がんこ者と評価される

AD/HDの子どもの多くは10歳を過ぎた頃からだんだんに行動が落ち着いてくるケースが多いようです。ただ、それまでの間の失敗体験や劣等感、生活上の困難さなどから大きなストレスを抱えてしまっていて、年齢が高くなってから二次的な症状として心身症やうつ病、統合失調症などを引き起こしてしまうことが多いようです。

ということは、関わりとしては行動がだんだんに落ち着いてくる10歳ぐらいまでの間に、できるだけ失敗体験や劣等感を感じたり、生活全般を通してストレスを感じる場面を少なくできるようにすることが大切になりますね。

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